今や我々の生活から切っても切り離せないエコロジーだが、この考え方はコスメの世界にも浸透している。

とりわけ、ストレスや偏りがちな生活スタイルで敏感肌になっている世の女性達が増えた背景もあってか、昨今さまざまななナチュラルコスメブランドが誕生しているが、なかでも、ナチュラルコスメの先進国として知られるイタリア製品には高い関心が寄せられている。

人気の秘密は、天然植物が持つ成分や治癒力はもちろん、高度な蒸留技術やエッセンスの抽出＆凝縮を始めとした伝統ある製法にあるという。

最近では、今年日本に上陸した「ホルタス・フラトリス」が、日本で初の採用となる天然植物＝ジェリコローズから採取した稀少な天然エキスを用い、高い保湿効果を誇る女性用エイジングケア美容液として話題になった。

このジェリコローズとは、水や土がない乾燥状態でも生き続け、水を与えるとその地に根は張り完全に甦る。その特徴から砂漠地帯の遊牧民は古くからその生命力を尊び、神秘の植物として「復活草」と呼んでいたものだ。

このジェリコローズには、ハリと潤い、弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞を増殖させる働きがあり、その製法はかつて優れた植物学者の修道士が存在したイタリア修道院で生み出されたもの。

ケミカル系コスメでは、アルコールや酸化防止剤が含まれ、長く使用するには抵抗があるという女性も増えているが、毎日使用するのであれば成分にはこだわりたいというのが当然の心理。さらには、外気の乾燥にオフィスの乾燥と二重のストレスに悩まされるこの時期。極めてデリケートな現代女性の肌には、天然成分＋αによって生み出された本場のナチュラルコスメ（自然派化粧品）をオススメしたい

身体のために運動しているのに、どうも疲れが溜まりがち。そんな原因のひとつに「過剰な酸素」が挙げられる。

活性酸素という言葉を聞いたことがあるだろう。通常の呼吸でも、摂り入れた酸素のうちの約２％は体内で「過剰な酸素（活性酸素）」に変わり、運動時となれば約１０％に達することも。これらが想定外の疲労と老化を引き起こす素となる訳だ。

多量な飲酒、ストレスや紫外線、喫煙でも増えるといわれる活性酸素は、白髪やしみといった老化に、動脈硬化や発がんなどの生活習慣病の原因となり、体内の酸化を防ぐ抗酸化の食品やサプリメントを摂取する人も増えている。

そんな折、最近では“海のビタミン（マリンビタミン）”が話題となっており、巷では「マリンビタミン健康法」なる書籍が出ているほど、その成分に注目が集まっている。

マリンビタミンとは、極めて少量ながら、水産物から抽出されるビタミン様の物質で、その代表的なアスタキサンチンには、ビタミンＣの約６０００倍、コエンザイムＱ１０の約８００倍、緑茶カテキンの約５５０倍、αリポ酸の７５倍といわれる健康パワーが含まれ、活性酸素を抑制する抗酸化能力も備えている。

さらに興味深いことに、アスタキサンチンには筋肉痛を軽減する働きもあり、アスリートが行うハードなトレーニングのサポートにも効果的。また、順天堂大学での臨床試験では、視力の改善にも一役を担う効果が得られたという。

とりわけ、天然由来の高品質アスタキサンチンから作られたアスタビータは、その効用や目的に応じた５種のサプリメントがあり、スポーツ向けのアスタビータスポルトは一部店舗を除く全国のゴールドジムでも販売されている。

疲労回復から抗酸化はもちろん、アンチエイジングに至るまで――。アスタキサンチンの多彩な効用に、その視線は熱い